サイバーコネクトツー20周年記念“LieN -リアン- スペシャルライブ”のステージの模様をリポート

ヴィーナスフォートの教会広場がリアン色に染まるステージを披露

 サイバーコネクトツー(以下、CC2)は、同社の20周年を記念したイベントとして、2016年11月23日に東京・お台場ヴィーナスフォートにて、“サイバーコネクトツー20周年記念 LieN -リアン- スペシャルライブ”を開催。大勢のファンたちが駆けつけ、大いに盛り上がったライブの模様をお届けする。

P1060279
 “LieN -リアン-”は、ボーカル担当の三谷朋世さんと、作詞・作曲・ピアノ担当の福田考代さんによる音楽ユニット。『.hack』シリーズや『Solatorobo それからCODAへ』、『アスラズ ラース』など、CC2が手掛けるゲームや映像作品に多くの楽曲を提供し、多くのファンを魅了している。

 今回のスペシャルライブの会場に選ばれたのは、東京・お台場ヴィーナスフォートにある教会広場ステージ。中世ヨーロッパの町並を再現したショッピングモールを抜けた先にある教会広場の前で大勢のファンたち待ち侘びている中、『.hack//G.U.』のテーマソングでもある“やさしい両手”で、ライブがスタート。続けて、“時の階段”が披露された。

P1060338
P1060355 P1060539
▲幻想的な空が広がるヴィーナスフォート内に、ボーカルの三谷さんの透明感のある歌声が響き渡っていた。
 今回のスペシャルライブは、CC2の20周年記念ということで、同社のこれまでの歴史を振り返るラインアップで構成されているとのこと。MCで三谷さんは、「伝えたい思いはたくさんあるけど、私たちは言葉ではなく、歌で伝えたい」と語り、続く楽曲“それからCODAへ”と、“Liar's Smile”を歌い上げた。劇場公開アニメ『.hack//G.U. TRILOGY』の挿入歌として作られた“Liar's Smile”は、それまで個人名義で活動していたふたりが、CC2の松山洋社長から、「せっかくなので、ふたりでユニットをやりませんか」と声をかけられ、LieN -リアン-を結成し、ユニットとして初披露した楽曲とのこと。ユニット結成のきっかけを与えてくれた松山氏が、三谷さんに呼ばれてステージに登場。

P1060570
▲三谷さんの提案により、開場にいるみんなの「ぴろし~」のかけ声でステージに登場した松山氏。この日は普段のラフなスタイルやコスプレではなく、めずらしく正装で登壇!?
 松山氏は開口一番、「出にくいわ(笑)」と、三谷さん提案の呼びかけに照れたようなコメントを発しながらステージに登場。三谷さんは、ヴィーナスフォートの教会広場ステージで、知人がステージを行った際、「ここは絶対にリアンに合うな」と思い、それ以来ずっと立ちたかった思いがあることを披露。この日、夢が叶った感謝の気持ちを松山氏に語っていた。 そして、ちょうど11月23日は、松山洋氏の誕生日とのことで、開場を訪れていたファンたちから盛大な祝福を受けることに。
 松山氏は、「この20年を振り返ってみると、皆様に育てていただいたことで20年を迎えることができました。これからもリアンの楽曲とともに、皆さんに喜んでもらえるプロジェクトを用意していきます。ときがくれば順次発表していきますので、それまで楽しみに待っていてください」とコメントを残し、ステージから降壇。三谷さんは、松山氏に初めて会ったときからまったく印象が変わっておらず、「まるでみんなを照らす太陽みたいな存在」だと語っていた。

P1060601 P1060620
 松山氏が降壇した後は、新曲“Aura”を披露。この曲は、フレーズすら公開していない未発表曲とのことで、本コンサートで初お披露目。同楽曲を収録したリアンの3rdアルバム“Azur -アジュール-”は、ライブ会場で先行販売が行われているが、2016年12月1日にリリースが開始されることが発表された。この後もファンを魅了する楽曲が歌い上げられ、最後の曲“ヒトヒラ”を歌い終わったところでライブは終了。リアンのふたりはステージから姿を消したものの、会場からはアンコールを希望する拍手が鳴り続けていた。

P1060662
▲最後の曲“ヒトヒラ”のステージ上に、突然“チビリアン”が登場する驚きのハプニングも!? この乱入は演出ではなく、完全なるハプニングとのこと。三谷さんはツイートで「寿命が縮んだ」と、本当に驚いた様子を語っていた。
 アンコールの最初は、『ギルティドラゴン 罪竜と八つの呪い』のサウンドトラックとして2014年に発売され、好評のうちに完売した“ドットハック ギルティドラゴン オリジナルサウンドトラック”から、“星を数えて”を披露。

P1060722